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平安文学の古注釈と受容 第二集

書名かな へいあんぶんがくのこちゅうしゃくとじゅようだいにしゅう
著者(編者)名 陣野英則/新美哲彦/横溝 博 編
著者(編者)名かな じんのひでのり/にいみあきひこ/よこみぞひろし
ISBNコード 978-4-8386-0237-7
本体価格 2,381円
税込価格 2,619円
判型 A5並製
頁数 230頁
刊行日 2009年9月30日
在庫 在庫あり ※10冊以上購入ご希望の場合には別途ご連絡下さい。
 『平安文学の古注釈と受容』創刊の出発点には「早稲田大学古注の会」の活動がありました。
 この第二集では、その研究会の課題とも密接に関わるような二本の特集を立てています。
 すなわち、鎌倉期における物語文学の享受、それと室町期における「古典学」ということで、さまざまな方に寄稿していただき、かなり充実した論集になったのではないかと自負しております。(巻頭言より抜粋)
特集 1 鎌倉期物語享受の諸相

巻頭言

国文学研究資料館蔵『光源氏系図』解題・注解
                 加藤昌嘉・久保木秀夫

国文学研究資料館蔵『光源氏系図』翻刻
                 加藤昌嘉・古田正幸

源氏物語古系図のなかの「巣守」  加藤昌嘉

『光源氏物語抄』編者考
  ―金沢実時の検討を中心に―  栗山元子

後堀河院時代の王朝文化
  ―天福元年物語絵を中心に―  田渕句美子

「プリンス・トクガワ」の生母万里小路睦子の
   擬古物語書写活動について  中島正二


特集 2 室町期古典学の可能性

『源氏物語』はどのように注釈されたか
  ―『花鳥余情』の力学―       前田雅之

花屋玉栄と「ちやあ」
  ―伝秀吉筆『源氏物語のおこり』から― 新美哲彦

『弄花抄』の注釈者たち
  ―肖柏・実隆による後注をめぐって― 横溝 博

『源氏物語』と有職学
  ―一条兼良から冬良、そして近世へ― 小川陽子

『枕草子』堺本と前田家本の本文
  ―随想群の本文異同をめぐって―   山中悠希

古注釈の示唆する『源氏物語』の和歌的表現
  ―式部卿宮の大北の方による
   「ののしり」の言葉をめぐって―  陣野英則

名所「虫明」をめぐる『狭衣物語』受容歌 江草弥由起

あとがき
執筆者紹介

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